住宅ローン固定金利の選び方|おすすめ比較ランキング

住宅ローンの借入を考えた時、誰しもが「最もお得に借り入れたい!」と考えますよね。

低金利の現在、非常に低い金利水準である「変動金利」は実に魅力的ではありますが、「この低金利はいつまで続くのか?」ということが気になられるのではないでしょうか。

そこで検討に入れたい金利タイプが、現在ネット銀行を中心に良い商品が多くでている「当初固定金利」です。

借入から数年間は低い金利水準で固定される当初固定金利は、特に、「当初数年間は子どもの教育費などで出費がかさむから、低い金利水準で安定的に返済したい」「固定期間内でローンの大半を返済できる」といった方には、メリットがある金利タイプであると言えます。

金融機関を選ぶ際には、目に見える金利だけで判断してはいけません。

金利以外にも発生する諸費用や保障面も考慮に入れ、比較検討することが非常に重要です。

そこで本記事では、当初固定金利にて住宅ローンの借入を行う金融機関の選び方のポイントを解説した上で、2019年6月現在、最もお得に当初固定金利で融資を受けられる金融機関ランキングを、ご紹介していきます。

1.当初固定金利の住宅ローンの失敗しない選び方

住宅ローンの融資を受ける時、トータルコストを考えた上で選択することが、最も重要です。

借入には、金利以外にも融資事務手数料や保証料など、様々な諸費用が発生するためです。

また、ネット銀行を中心に、万が一に備えた保障面も各金融機関によって差別化されており、選択にあたっての大きなポイントとなってきます。

さらに、当初固定金利を選択する場合、「どの期間固定するか」を考えていく必要があります。

当初固定金利は、固定期間が短いほど金利は低く設定されていますが、住宅ローン控除のことを考慮に入れた場合、当初10年固定が最も理にかなっていると言えるでしょう。

【住宅ローン控除とは】

住宅ローンを借りた後10年間、年末のローン残高の1%が所得税から控除され、確定申告で戻ってくる制度。各年最大40万円、10年間で400万円が限度となっている。

たとえば、3000万円借入し、年末の残債が2900万円の場合、2900万円×1%=29万円が所得税から戻ってくることになる。

つまり、金利がある程度安い10年間は定額のみ返済しつつ蓄えを増やしておき、金利が上昇し住宅ローン控除もなくなる11年目以降に、繰上げ返済でどんどん返済していくのがおすすめであると言えます。

このため、当ランキングでは、当初10年固定で考えた場合の各金融機関の商品性を判断基準としています。

以上のことをまとめますと、当初固定金利タイプで金融機関を選択する場合、以下のポイントを確認した上で、比較していくことが重要であるとお考え下さい。

  • 融資の際に発生する諸費用(融資事務手数料や保証料、印紙代など)
  • 団体信用生命保険のオプションの条件
  • 繰り上げ返済のしやすさ(手数料や返済のしやすさ)
  • 当初10年固定の金利

これらを踏まえまして、以下から、2019年6月現在で最もお得で条件良く当初固定金利で住宅ローンの借入を行える金融機関ベスト3位を、ランキング形式にてご紹介していきます。

なお、固定期間終了後は借り入れを検討したり、金利の値下げ交渉をしたりといったことも、十分に検討する余地があることも覚えておきましょう。

2.住宅ローン変動金利総合比較ランキング

じぶん銀行 住宅ローン

  • じぶん銀行ロゴマーク
  • 金利 5
    借りやすさ 4
    人気 5
    返済方法 5
    総合評価 4.8

第1位は、じぶん銀行です。

じぶん銀行は、三菱UFJ銀行とKDDIとが共同出資し2008年に設立した、安心感抜群のネット銀行です。

じぶん銀行の当初固定金利タイプは、以下の2種類用意されています。

  • 当初期間引き下げプラン:当初固定期間の金利は有利、それ以降の金利は高めに設定されている
  • 全期間引き下げプラン:当初固定期間の金利は高め、それ以降の金利は有利に設定されている

借入期間や借入額により「どちらがお得か」は一概には言えません。

しかし、当初固定金利タイプを選ぶ場合には「当初10年固定を選択しその後繰り上げ返済で急ピッチで返済していく」ことをおすすめしている当サイトでは、「当初期間引き下げプラン」の当初10年固定が一推しです。

じぶん銀行は、当初10年の金利が0.590%となっており、他金融機関と比較し圧倒的に割安になっています。

変動金利(2019年6月現在0.457%)ほどではありませんが、変動金利のように「金利があがった時に返済額が跳ね上がる」といったリスクを背負うことなく、「10年間は毎月決まった返済額に固定される」点は、当初固定金利の大きなメリットであると言えるでしょう。

また、じぶん銀行は、保障が驚くほど充実しています。

2019年2月に保障内容を改定し、従来の保障よりもさらに有利な内容が無料付帯されることとなり、他金融機関の追随を許さないほどの非常に充実した内容へとグレードアップしました。

  1. 「がん」診断された時点でローンの残高が半分になる
  2. 全ての怪我・病気で入院が継続180日以上となった場合、ローン残高が0になる

2019年1月までは上記の2(入院継続により残債0)は無料付帯の範疇にはなく、2位の住信SBIの保障内容には及ばない印象でした。

しかし、今回の改定により、じぶん銀行が保障内容においても、文句なしにNo.1であると断言できます。

また、

  • 0.2%金利上乗せでがん100%保障団信(がんの診断で残債全額免除)
  • 0.3%金利上乗せで11疾病保障団信(がんの診断、または10種類の生活習慣病での180日以上の継続入院で残債全額免除)

これらも選択することができ、保障内容を選べる点も、高く評価できるポイントでしょう。

さらに、じぶん銀行は、日本で初めてネットのみで申し込みから融資までを完結させる」ことを実現させたネット銀行です。

このため、「審査まで最短10日」というスピード感や、通常の場合は数万円かかる印紙代もかからないため、諸費用の面でも、非常にメリットが大きいです。

まさに、現在ある商品の中で、最有力候補と言えるでしょう。

なお、携帯電話やスマートフォンでauを使用している方は、「au住宅ローン」への申し込みがおすすめです。

金利や諸費用、団信のオプションはじぶん銀行と全く同じでありそれだけでも非常にメリットがありますが、さらに、auの携帯・スマホ料金が毎月500円(最大5年間)割引になる「au住宅ローンセット割」を利用できます。

現在は他のキャリアを使用していても、将来auに買い替えた場合、その時点からこの特典が付帯されます。このため、auユーザーのみならず、将来的にauを使う可能性がある方は、「au住宅ローン」がお得でしょう。

金利
※2019年6月現在
10年固定
20年固定
0.590%
1.293%
借入可能期間 1年〜35年
借入可能額 1億円以内
他の住宅ローンからの借り換え 借り換え可能
融資事務手数料 借入金額×2.0%(税抜)
保証料 無料
繰上げ返済手数料 無料
繰上げ返済の方法 インターネット
その他 団体信用生命保険料無料、がん診断+全疾病保障団信無料付帯がオススメ!
※金利0.2%上乗せで「がん100%保障団信」、0.3%上乗せで「11疾病保障団信」も利用可

住信SBIネット銀行 住宅ローン

  • 住信SBIネット銀行ロゴマーク
  • 金利 4.5
    借りやすさ 4
    人気 5
    返済方法 5
    総合評価 4.5

第2位は、住信SBIネット銀行です。住信SBIは、三井住友信託銀行SBIホールディングスが共同出資し2007年に設立した、非常に人気のあるネット銀行です。

住信SBIの当初固定金利も、じぶん銀行同様に、2種類あります。

  • 当初引下げプラン:当初固定期間の金利は有利、それ以降の金利は高めに設定されている
  • 通期引下げプラン:当初固定期間の金利は高め、それ以降の金利は有利に設定されている

先ほどのロジックで考えますと、やはり、おすすめなのは「当初引下げプラン」です。

住信SBIの当初引下げプランにおける当初10年固定は、2019年6月現在、0.760%となっています。

このため、1位のじぶん銀行(0.590%)より金利水準はやや高くなっています。

ただ、当初20年固定の場合は1.260%と、じぶん銀行(1.293%)よりも有利になっています。

また、住信SBIは、金利だけでなく保障面も非常に充実しています。

「全疾患保障」が無料付帯され、こちらは、「就業不能な状態が12か月継続した場合、住宅ローンの残債が全額保証される」というものです。

12か月経過前の働けない期間には、月々の返済額は保障がカバーしてくれるため、安心でしょう。

また、住信SBIでは、女性限定で、「がんの診断がついた時点」で30万円の支払いを受けられる保障も無料付帯されています。

じぶん銀行と比較すると、「残債が減るまでに1年という期間を要する」点は多少もどかしいですが、この保障の手厚さは、住信SBIの大きな強みと言えるでしょう。

さらに、一部主要都市では実店舗も設けられ、対面相談が可能になっており、こちらも嬉しいポイントです。

じぶん銀行と比較すると、当初10年固定の金利がやや劣ること、「残債が減るまでのハードル」がどうしても高いこと、審査まで1か月以上かかるケースが大半であることを踏まえ、住信SBIはランキング2位としています。

しかし、ご説明してきたとおり、固定期間が長い場合(当初20年固定を選ぶ場合など)には、住信SBIが最有力候補であると言えるでしょう。

金利
※2019年6月現在
10年固定
20年固定
0.760%
1.260%
借入可能期間 1年〜35年
借入可能額 1億円以内
他の住宅ローンからの借り換え 借り換え可能
融資事務手数料 借入金額×2.0%(税抜)
保証料 無料
繰上げ返済手数料 無料
※但し、固定金利期間中の全額返済の場合30,000円(税抜)
繰上げ返済の方法 インターネット
その他 団体信用生命保険料無料、全疾病保障無料付帯
※女性限定「がんの診断がついた時点で30万円の支払い」無料付帯

新生銀行 住宅ローン

  • ダミー画像
  • 金利 4
    借りやすさ 4
    人気 3.5
    期間 5
    返済方法 4
    総合評価 4

ランキング第3位は、新生銀行です。

新生銀行の当初10年固定は、2019年6月現在、0.900%20年固定の場合は1.450%となっています。

金利だけ見ると、1,2位よりはやや劣る新生銀行ですが、最大の魅力は、何といっても「初期費用を安く抑えられる」ことでしょう。

先ほどもご紹介したように、住宅ローンの融資を受ける際には、融資事務手数料や保証料が発生します。

人気のネット銀行では、保証料は無料であることが多いですが、融資事務手数料は借入金額×2.0%(税抜)に設定されていることがほとんどです。

たとえば、3000円万円借入の場合は、60万円かかることになりますが、新生銀行の事務手数料は、通常ですと5万円(税抜)で済んでしまいます。

その他、以下のような契約内容を選択することができます。

安心パック
(スタンダードプラン)
安心パックW
(共働き夫婦におすすめ)
安心パックS
(自然災害に備えるプラン)
手数料(税抜) 10万円 15万円 15万円
コントロール返済(※1)
安心保障付団信
病児保育サービス(※2)
家事代行・ハウスクリーニング(※3)
自然災害時債務免除特約

※1:あらかじめ繰り上げ返済を行うと、元金返済をお休みできる。子どもの留学など突発的な大きな支出がある場合に便利。
※2:子どもが病気になった時、専門の保育スタッフが自宅で子どもを看病してくれるサービス。
※3:家事全般(掃除機がけ・風呂掃除・洗濯・買い物など)をオーダーメードでお願いできるサービス。

他のネット銀行では無料付帯される団信のオプション(安心保障付団信)は、通常の事務手数料+5万円つけることが可能です。

内容はと言いますと、「引き受け保険会社所定の介護状態が180日以上継続した場合、または、公的介護保険制度の要介護3(歩行・着替え・食事・排泄において、全部または一部介助が必要な状態)に認定された場合、住宅ローンの残債が0になる」というものです。

また、その他にも、病児保育サービスや家事代行・ハウスクリーニングサービスなど、他金融機関ではない共働き世帯向けのサービスを付帯したい場合には、通常+10万円でつけることができます。

最も保障が充実した安心パックWや安心パックSにおいても、事務手数料は15万円となっており、一般的なネット銀行よりも45万円も諸費用が安く済む点は、高く評価できるポイントでしょう。

さらに、自己資金が10%以上ある場合、金利がさらに-0.05%となることも注目すべきポイントです。

金利自体は1,2位よりやや高めではありますが、初期費用を抑えた場合や、共働きでお子さんがいらっしゃる場合などは、新生銀行も選択肢の1つに入れて損はないでしょう。

金利
※2019年6月現在
10年固定
20年固定
0.900%
1.450%
借入可能期間 1年〜35年
借入可能額 1億円以内
他の住宅ローンからの借り換え 借り換え可能
融資事務手数料 5~15万円(税抜)
保証料 無料
繰上げ返済手数料 無料
繰上げ返済の方法 インターネット
その他 団体信用生命保険料無料、安心パック選択で安心保障付団信付帯