住宅ローンの融資実行の時期やタイミングはいつから?

融資実行いつ

住宅ローンの融資を受けるためには、事前審査や本審査といった段階的に行われる審査をすべて通過する必要があります。

そして、本審査が無事通過し、融資が決定することによって、希望借入金額が指定の口座へ振り込まれることになります。

この時、「住宅ローンの融資が実行される時期やタイミングがいつからなのか」気になる方も多いのではないでしょうか。

そこで本記事では、住宅ローンの融資実行の時期やタイミングについて解説し、あわせて、住宅ローンの借り換えを行った場合についても解説を進めていきます。

1.住宅ローンの融資実行日は、住宅の引渡しを受ける日

住宅ローンの融資が実行される日は、通常、住宅の引渡しを受ける日に行われます。

この時、一般的に、融資金は一度ご自身の指定口座へ入金されます。

その後すぐに、住宅購入した不動産会社の指定口座へ振込が行われて、決済が完了することになるのです。

そして、代金の決済が無事完了すると、不動産業者から住宅の鍵やその他の重要書類を受け取り、晴れて住宅はご自身の所有物となります。

2.住宅ローンが融資実行されるまでの流れ

住宅ローンの融資実行日は、前項で解説をした通りになります。

ここでは、住宅ローンの本審査が通過し、融資が実行されるまでの一連の流れについて、5つのステップでご紹介していきます。

2-1.ステップ1 金融機関と金銭消費貸借契約を結ぶ

住宅ローンの本審査が通過した後は、住宅ローンを申し込んだ金融機関との間で、金銭消費貸借契約を結びます。

【金銭消費貸借契約とは】

借主が、「借りた金銭を将来返還する」ことを約束して、貸主から金銭を借り入れる契約のことを言います。

この時、印鑑証明書や住民票などの公的証明書が必要になります。

また、住宅ローンの融資を受ける主債務者のほか、連帯債務者や連帯保証人がいる場合には、いずれも自筆による署名と実印による捺印が必要です。

2-1-1.参考 住宅ローンの適用金利は、融資実行日の金利になる

住宅ローンの適用金利は、実際に住宅ローンが融資実行された月の金利が適用されることになります。

金融機関と金銭消費貸借契約を結んだ月の金利が適用されるわけではありませんので、注意が必要です。

たとえば、金融機関と金銭消費貸借契約を結んだの8月で、実際に住宅ローンが融資実行されたのが9月であった場合、9月の金利が適用金利になります。

2-2.ステップ2 住宅ローンを融資してもらうための事前準備

こちらは、住宅ローンをどのように申し込みしたのかによって異なりますが、住宅ローンにかかる保証料や事務手数料などの諸費用を頭金で支払う場合は、あらかじめ口座へ入金しておく必要があります。

なお、フルローンで住宅ローンを申し込みした場合や、フラット35お申込みをした場合などは、こちらのステップは不要です。

フルローンやフラット35の場合、諸費用は融資金から差し引かれることになるからです。

2-3.ステップ3 重要書類の内容確認

ステップ1で締結した金銭消費貸借契約書やその他の重要書類について内容を確認し、「誤記入や不備などがないか」を再度確認します。

2-4.ステップ4 代金の決済準備

住宅ローンが指定の口座に振り込まれた後に住宅購入代金を決済するために、振込の準備を行います。

通常は、金融機関の所定の支払請求書などに金額などを記入および押印して、準備するのが一般的です。

これにつきましては、金融機関の担当者が手続きのために必要なことを教えてくれますので、指示にしたがって対応をすれば何ら問題はありません。

2-5.ステップ5 住宅ローンの融資実行と代金の決済

住宅ローンの融資金が指定口座に振り込まれた後は、金融機関へ支払う諸費用が口座から引き落としされるほか、不動産業者に対する住宅購入代金も合わせて決済されます。

2-5-1.参考 住宅の引渡しと同時に抵当権設定契約も行われる

住宅ローンの融資を受けるためには、住宅ローンを融資した金融機関が、第一位順位の抵当権を設定することが融資条件の1つとして求められています。

この融資条件を満たすために、住宅ローンの融資実行と同時に、抵当権設定登記をはじめとした登記手続きが、司法書士によって行われるのです。

これは購入した住宅が、新築住宅なのか中古住宅なのかによっても異なりますが、抵当権設定登記をはじめ、場合によっては、所有権移転登記や住所変更登記など他に必要な登記手続きが生じる場合もあるとお考え下さい。

この場合、登記手続きの前に、司法書士に対して登記にかかる報酬や登記をする際に必要な登録免許税を支払っておくことになります。

そして、依頼した登記手続きがすべて完了することによって、住宅ローンにかかる手続きは完了することになります。

3.住宅ローンを借り換えした場合の融資実行日は、融資金が振り込まれた日

住宅ローンを借り換えした場合の融資実行日は、あらかじめ金融機関との話し合いの上で決めた日付となり、実際に融資金が振り込まれた日になります。

住宅ローンを借り換えする場合の融資金は、一般に、これまで住宅ローンの返済をしていた金融機関の口座に振り込み指定をしておくようにします。

このようにしておくことで、これまで住宅ローンの返済をしていた金融機関側は、自社の口座に入金を確認した後、住宅ローンの残債と入金されたお金を相殺し、すべて繰上返済の処理を行うのです。

この処理が終わりますと、これまでの住宅ローンを返済していた金融機関より抵当権抹消登記に必要な書類を受け取ることになります。

そして、その書類を司法書士へ手渡し、抵当権抹消登記の手続きを依頼する流れです。

あわせて、今度は、新たな借り換え先の金融機関との間で抵当権設定登記に必要な契約なども結ばなければなりません。

新規に住宅ローンを借入するよりも、少々手間や時間がかかる可能性が高いのは確かです。

4.住宅ローンの融資実行日は、新規借入でも借り換えでも大きな差はない

これまでの解説を読み進めていただいた方は、すでにお気付きのことだと思いますが、住宅ローンの融資実行日は、融資が実行される事前に確定します。

これは基本的に、新規借入でも借り換えでも同じことが言えます。

そしてその確定した日に指定口座へ振り込まれることになりますので、大きな差は生じません。

また、融資実行から決済までの流れより、新規借入であっても借り換えであっても、本来支払わなければならない不動産会社や金融機関に対して、その日の内に融資金が渡ることになります。

このため、最終的な結果を踏まえますと、特別に気にするようなことでもありません。

ただし、住宅ローンの融資が実行されてすべて完了するまでには、気を付けておきたい重要な注意点があります。

第5項からは、その注意点について解説を進めていきます。

5.住宅ローンの融資実行日に対する相談事例から重要な注意点について学ぶ

住宅ローンの融資実行日に対する相談事例から重要な注意点について、ここでは、ヤフー知恵袋の質問内容を引用して紹介と解説を進めます。

住宅ローンの融資実行日について

仮審査、本審査が無事に通り、融資契約をこれから行います。

一般的に、融資実行日は、融資契約日から、どれくらいで実行になるのでしょうか?

やはり、入居の前日くらいでないと、融資実行されないのでしょうか?

よろしくお願いします。

補足
ちなみに入居予定日は、9/26になります。また、契約日は明日になります。

契約後であれば、自動車ローンや、カードローンなど、作ると融資が実行されなくなるのでしょうか?

ヤフー知恵袋より引用)

5-1.質問に対するFPの回答

住宅ローンの融資実行日は、不動産業者や司法書士などといった関係者のスケジュールや都合もあることから、これらとご自身のスケジュールが合う日を調整して速やかに行うことが一般的です。

おおむね、金融機関と金銭消費貸借契約を交わしてから1週間後くらいがベターだと思われます。

少なくとも、質問内容にあるような「入居の前日くらいでないと、融資実行されない」といったことはありません。

これは、住宅ローンが融資されて代金が無事決済されなければ、そもそも購入した住宅の鍵やその他の重要書類を受け取ることができないためです。

住宅ローンの融資実行日は、融資が実行される前にあらかじめ日にちが分かるため、それに合わせて引っ越しや必要な手続きの段取りを取るのが理想でしょう。

なお、補足の質問で「契約後であれば、自動車ローンや、カードローンなどを行うと融資が実行されなくなるのでしょうか?」とあります。

こちらの質問につきましては、ヤフー知恵袋内で専門家が回答しており、正しい回答であることから、そのまま引用して紹介しておきます。

金銭消費貸借契約ですから本審査の内容から総合的に判断された結果です。

新たな借り入れは本審査の内容と違いますので分かった時点で融資実行にストップして再審査をされる可能性が高いと思われます。

再審査によっては承認されないこともありますし引き渡しが遅れますと請負契約内容によっては債務不履行とさり損害賠償になるおそれもあります。

引き渡しまでは本審査の承認内容のままで現状変更しない方が宜しいかと思われます。

ヤフー知恵袋より引用)

住宅ローンの融資を受けて代金を決済するまでは、自動車ローンやカードローンといった信用取引にかかることは絶対に避けておくことが大切であり、気を付けておかなければならない重要な注意点であるといえます。

まとめ

住宅ローンの融資実行日は、融資をする金融機関側が独断で決めるのではありません。

本人も含めて関係者の方のスケジュールが一致した状態で、あらかじめ決定するのが一般的です。

そのため、融資実行日とご自身の大切なスケジュールが重なることはないため、極度に心配をする必要はありません。

また、住宅ローンの新規借入でも借り換えでも、基本的な流れや手続きは同じとなります。こちらに関しましても、過度な心配は不要です。

住宅ローンの事前審査から融資実行までには、多くの時間や手間がかかってようやく手続きが完了することになります。

本記事の最後に紹介した重要な注意点は、必ず守りましょう。

つまらないミスや取り返しのつかないミスをおかさないように、細心の注意を払っておくことが大切です。

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