住宅ローンの審査に通らない理由・原因と、通過するための対策方法

住宅ローンの融資を受けるためには、住宅ローンの審査に無事通過することが求められますが、仮に、審査の結果、非承認となった場合は、住宅ローンが通らない理由や原因について対策を取る必要があります。

しかし、住宅ローンの審査結果が非承認になった理由について、申し込みを受けた金融機関側は、明確な理由を明示することはないため、ご自身でどこに問題があったのか理由や原因を突き詰めておく必要があります。

そこで本記事では、一般的に考えられる住宅ローンの審査に通らない理由や原因を探るほか、これらの理由や原因について対策する方法まで幅広く解説を進めていきます。

目次

1.住宅ローンの審査に通らない11個の理由

住宅ローンの審査に通らない理由は、「自分の経済状況が原因の場合」と「それ以外の場合」の2パターンに大きく分けることができますが、本項では、それぞれの場合について個別に解説を進めていきます。

1-1.自分の経済状況が原因で、審査落ちする理由

ご自身の経済状況が原因で、住宅ローンの審査に落ちると考えられる理由は以下の通りです。

1-1-1.収入や所得が低い

住宅ローンでいくらの借入金額を希望するのかによって異なる部分ではありますが、そもそも収入や所得が低い場合は、ご希望している住宅ローンの借入金額と収入や所得のバランスが取れていないことが考えられます。

このような場合は、住宅ローンの審査を受けたとしても審査落ちの原因になります。

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1-1-2.収入に対する借入金の返済比率が高い

返済比率とは、1年間の収入に対して住宅ローンの返済額を含めた借入金の返済金額が、どれだけを占めるかを表した割合のことをいい、返済比率が高い場合は、住宅ローンの審査に落ちてしまう原因になります。

たとえば、年収500万円で返済比率が30%であった場合、1ヶ月の返済金額は以下のような計算式で求めることができます。

500万円×30%=150万円
150万円÷12ヶ月=125,000円

上記の1ヶ月あたり125,000円以内の返済には、これから返済していく住宅ローンの返済金額も含まれることになりますので、自動車ローンやその他のローンがある場合、返済比率が高くなる傾向にあり、結果として住宅ローンの審査に落ちてしまうと考えられるわけです。

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1-1-3.クレジットカードやキャッシングの支払いを滞納したことがある

クレジットカードを利用して購入した代金の支払いについて度々遅延をしたことがある場合やキャッシングの返済について遅延や滞納をしたことがある場合は、住宅ローンの審査に落ちてしまう原因になります。

これは、個人信用情報と呼ばれる信用情報の履歴を見られるためであり、住宅ローンの審査を受ける上で避けて通ることができず、必ず確認されることになるため、この結果、問題が生じていると判断された場合や懸念された場合は、結果として住宅ローンの審査に落ちてしまうと考えられます。

1-1-4.自動車ローンやリボ払いの支払いがある

自動車ローンやリボ払い(リボルビング払い)がある場合は、直接、住宅ローンの審査に落ちる原因とは関係ありませんが、これらの支払いがあるということは、先に解説した返済比率が高くなってしまう原因になることから、住宅ローンの審査に落ちてしまうきっかけを生じさせてしまうことは確かです。

1-1-5.収入が不安定

パート・アルバイト・派遣社員といった非正規労働者をはじめ、自営業・歩合給といった立場の方は、正社員で働いている会社員や公務員に比べて収入がどうしても不安定と見られてしまいます。

これらは、源泉徴収票や確定申告書で詳細に確認されることになりますが、過去2年や3年といった期間を通じて、収入や所得に対して極度な上下変動があった場合などは、特に注意が必要でしょう。

住宅ローンの借入希望金額に対して収入が安定的に得られ、完済まで滞ることなく返済できる可能性が高いことが、住宅ローンの融資を受けるために必要な重要な理由の1つとなります。

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1-1-6.税金(市民税・所得税)を支払っていない

各種税金(住民税・所得税)などを支払っていない場合、直ちに住宅ローンの審査に落ちるといったことはありませんが、事前審査(仮審査)を通過したとしても、本審査で落ちてしまう原因になります。

自営業の場合は、国民健康保険料が税金としての取り扱いになっている市区町村もあるため、これらの滞納や未納にも気を配る必要があるでしょう。

1-1-7.消費者金融を今も利用している

住宅ローンの申し込みをする時点において、消費者金融を利用している場合は、住宅ローンの審査に落ちてしまう可能性が極めて高くなると考えて差し支えないでしょう。

消費者金融からの借入は、借入金の使途が自由で、かつ、金利が極めて高いことに加え、住宅ローンの返済と重複することを考慮した場合、今は、良いとしても長い期間で見た時に返済が滞ってしまう可能性が高くなると予測されるためです。

借入の使途が明確である場合や返済計画が明確である場合は、可能性が残されているとも考えられそうではありますが、住宅ローンの審査を受ける上で相当なマイナス原因になることは確かです。

1-1-8.短期間で複数の住宅ローンに申し込んでいる

住宅ローンの審査に落ちてしまった場合、次の金融機関に対して住宅ローンの審査を申し込む方も多くおられますが、住宅ローンの審査に落ちてしまった履歴は、数ヶ月に渡って残ることになります。

金融機関によって審査基準はそれぞれ異なるものの、そもそも基本的な状況に問題がある場合は、どの金融機関に申し込んだとしても住宅ローンの審査に通ることはありません。

住宅ローンの審査に落ちた原因や理由を突き止めて対策をしないまま、短期間で複数の住宅ローンに申し込むことは、自分で自分の首を絞めていることを理解しておかなければならないのです。

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1-2.経済状況ではないことが原因で、審査に落ちる理由

経済状況ではないことが原因で、住宅ローンの審査に落ちる理由は以下の通りです。

1-2-1.勤続年数や事業を開始してからの期間が短い

転職などによって勤続年数が短い場合や自営業者として事業を開始してからの期間が短い場合は、住宅ローンの審査に落ちてしまう大きな原因になります。

上記が原因の場合は、住宅ローンの事前審査(仮審査)で落ちることがほとんどで、本審査まで進むことは考えにくいでしょう。

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1-2-2.完済時の年齢が高い

住宅ローンの完済時年齢は、それぞれの金融機関によってあらかじめ定められており、通常80歳前後までには完済するような申し込みでなければなりません。

会社員や公務員など、定年退職がある場合は、特に注意が必要な項目になり、年金生活をしながら返済を続けていくような期間が長い場合は、時として住宅ローンの審査に通過できない大きな理由に繋がります。

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1-2-3.これまでに大きな病気にかかった経験があるor持病がある

住宅ローンを申し込む場合、多くの金融機関では「団体信用生命保険」に加入できることが融資条件として定められていることがほとんどであることから、これまでに大きな病気にかかった経験があることや持病がある場合で団体信用生命保険に加入できない場合は、住宅ローンの本審査に通過することはありません。

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1-2-4.補足:審査に関係ない項目

以下、審査に落ちる理由としてあげられているサイトもあります。

  • 妻の名義で住宅ローンに申し込む
    男女といった性別の関係による住宅ローンの非承認は、基本的にありません
  • 独身もしくは離婚して間もない
    まったく関係ありません
  • 結婚後、最低でも1年経ってから住宅ローンに申し込む
    婚姻歴を問われることは、基本的にありません

しかし、全く関係ありませんので、ご安心ください。

2.住宅ローン審査が通らない場合にどうする?審査を通す7つの対策

住宅ローンの審査に通らないと考えられる11個の理由について、それぞれ解説をさせていただきましたが、以下の事前対策をとることで、住宅ローンの審査に通る可能性が高くなります。

2-1.自動車ローンやクレジットカードのリボ払い、税金を完済する

住宅ローンの事前審査(仮審査)時点におきましては、所得税や住民税といった各種税金が滞納しているかどうかについてまで確認されることはないのですが、事前審査(仮審査)を通過し、本審査の時点におきましては、税務署から発行される納税証明書の提出が求められますので、できる限り、住宅ローンの申し込み前に完納しておくことが大切です。

また、自動車ローンやクレジットカードのリボ払いも同様の考え方となりますが、金額が大きいことも考えられることから、完済できるものは完済し、完済が難しい場合は、借入金額を少なくするなどの対策が必要です。

両親や祖父母から一時的にお金を借り入れできるのであれば、そのお金で完済しておくことが望ましいでしょう。

2-2.クレジットカードのキャッシング枠をゼロにして、消費者金融を解約する

クレジットカードを多数持っている場合は、キャッシング枠が大きなマイナス原因となるため、最低限必要な枚数に留めておくように、あらかじめ住宅ローンの申し込み前に余裕を持った解約をしておくべきでしょう。

消費者金融からの借入は、完済していることが望ましいのも確かです。

2-3.転職直後の場合、最低1年以上は待つ

勤続年数は、どうしても自分の対策で増やすことはできませんので、転職して勤続年数が短い場合は、最低でも2年から3年以上の勤続年数の実績を作ることを心掛けましょう。

どうしても、住宅ローンを組みたい場合は、あらかじめ金融機関に勤続年数について尋ねてみることをおすすめ致しますが、虚偽は必ずばれてしまうことになりますので、時間と労力の無駄になるため、絶対に行わないようにしましょう。

2-4.自営業の場合、直近3年の所得を黒字にする

自営業者の場合は、開業してからの実績を作っておくことはもちろんですが、直近3年間の所得(利益)を黒字にしておくことが求められます。

仮に、赤字が生じた場合は、過去の所得をプラスマイナスして平均所得が計算されることになるため、思ったような借入金額が融資されないことに繋がってしまうため注意が必要です。

2-5.完済時年齢を、65歳までにする

住宅ローンの完済時年齢を65歳までにすることによって、1ヶ月あたりの返済金額が多くなってしまうことも考えられますが、年金生活前に住宅ローンをすべて完済できることは、住宅ローン審査において、少なくともプラス原因になると考えられます。

完済時年齢は、あくまでも金融機関が定めている年齢に収まっていれば良いわけですが、年金生活をしながら住宅ローン返済が継続する場合は、事前に詳細な返済計画を立てておくことをおすすめ致します。

2-6.住宅ローン審査に落ちてしまったら、どこに原因があるのか必ず究明する

住宅ローンの審査に落ちる理由には、必ず原因があるわけでありますから、その原因を確実に究明し対策を行わなければ、引き続き同じ結果を招いてしまうことは言うまでもありません。

住宅ローンの審査を1回で通るために、FPなどの専門家へ相談してみるのが最も得策だと考えられますが、一度、審査に落ちてしまった場合には、直ちに次の金融機関へ申し込むよりも、直ちに専門家の意見を聞いてみることが合理的でしょう。

2-7.「フラット35」を利用する

民間金融機関が取り扱っている住宅ローンの審査に落ちてしまった場合であったとしても、住宅金融支援機構が取り扱っているフラット35は、基本的に融資条件が緩く、比較的借りやすいメリットがあります。

金利は、長期固定金利に限定されておりますので、変動金利を希望している方にとって見ますと、返済金額や総返済金額が多くなってしまうデメリットが生じてしまいますが、完済までの返済金額や総返済金額が確定し、返済計画や将来のライフプランを立てやすいメリットが得られる点は大きな強みです。

繰上返済や住宅ローン返済計画をしっかりと立て、賢く計画的に住宅ローンの返済を行うことで十分カバーできるため、どうしても住宅ローンを組みたい方には、おすすめの選択肢であると考えられます。

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まとめ

本記事では、一般的に考えられる住宅ローンの審査に通らない理由や原因を探るほか、これらの理由や原因について対策する方法まで幅広く解説を進めさせていただきました。

住宅ローンの審査は、事前審査(仮審査)と本審査の段階的な審査となっているため、どこで落ちてしまうのかはわかりませんが、住宅ローンの審査に落ちてしまうということは何かしらの理由や原因があることだけは確かです。

そのため、これらの原因や理由を究明しないで住宅ローンの審査に通るということは、一般的にあり得ないことをまずはしっかりと押さえておく必要があります。

現在では、住宅会社や不動産業者でも返済計画を無料で行うサービスが展開されておりますが、一歩踏み入ったところまで見るといったことは基本的にありませんので、確実に住宅ローンの審査に通過したいとお考えの場合は、FPや住宅ローンアドバイザーなどの専門家の力を借りて、より確実な対策を取っておくことが望ましいでしょう。

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