借換えを含んだ住宅ローンの一括審査のメリット・デメリット

住宅ローン選びは、これから住宅購入を検討されている方にとって大きな悩みの1つだと思います。

巷では、「ネット銀行は住宅ローンの金利が低くて良い」などといったことを見聞きしたことがある人も多いと思いますが、はたして真相はどうなのでしょうか?

このような情報を踏まえまして、本記事では、借換えを含んだ住宅ローンの一括審査のメリット・デメリットを紹介し、ネット銀行で住宅ローンを検討することについてどうなのか総合的に考えていきたいと思います。

1.そもそも住宅ローンの一括審査とは?

はじめに、住宅ローンの一括審査とはどういったものであるのかについて、以下、「住宅本舗のホームページ」を参考に解説を進めていきます。

全国60以上の金融機関から住宅ローンを比較!住宅本舗の一括仮審査申し込みサービスは、仮審査に必要な情報を1 度入力するだけで、複数の金融機関へ住宅ローン仮審査を申し込むことができるサービスです。

出典:住宅本舗・住宅ローン一括仮審査申し込みサービスより引用

住宅ローンの一括審査とは、申込者の個人情報や住宅ローンの融資にかかる必要な情報を入力することによって、事前審査と仮審査を同時に受けられるサービスであることが、上記の解説より確認することができます。

では、住宅ローンの一括審査を利用することによって、どのようなメリットおよびデメリットがあるのでしょう?

2.住宅ローンを一括審査する5つのメリット

ここでは、住宅ローンを一括審査するメリットを、以下の5つにわけてみていきましょう。

  1. 複数の銀行へ一度に申し込みができるため、面倒がなく一時的な審査結果も早い
  2. 一括審査はネット銀行が主力であるため、来店不要
  3. 金利プランの比較シミュレーションがしやすい
  4. 審査落ちのタイムロスをあらかじめ防ぐことができる
  5. 一括審査にかかる申込手数料が無料

それぞれについて、解説を進めていきます。

2-1.複数の銀行へ一度に申し込みができるため、面倒がなく一時的な審査結果も早い

住宅ローンの審査には、「事前審査」「仮審査」「本審査」といった3つの審査があります。

  1. 「事前審査」
  2. 「仮審査」
  3. 「本審査」

これらの審査は、各々の金融機関によって取り扱いが異なる特徴があります。

通常、事前審査にかかる日数は、「その日を含めて3日程度」です。

一方、仮審査は「審査に必要な書類がすべて整ってから1週間程度」とされる場合が多いようです。

インターネットを利用した住宅ローンの一括審査の場合は、住宅ローンの申込者の基本情報や住宅ローン融資にかかる情報を入力することによって、「融資の可否」といった大まかな部分が事前審査として絞り込まれることになります。

つまり、事前審査は「即時」結果が出ることから、一括審査で絞り込まれた金融機関に対して、次のステップである「仮審査」の申し込みができることになり、流れがスピーディーです。

2-2.一括審査はネット銀行が主力であるため、来店不要

一括審査が対応になっている金融機関は、ネット銀行がほぼ主力であることから、基本的には、店舗に赴くことなく、インターネット上で申し込みや手続きを進めていく流れになり、手間が省かれます。

ただし、最近では一部のネット銀行において、必要最小限の店舗を構えることによって、対面型の相談が受けられる仕組みも構築されており、どうしてもネットだけでは心配といったユーザーのニーズを解消できるようになってきています。

2-3.金利プランの比較シミュレーションがしやすい

住宅ローンの一括審査を利用することで、入力した条件で融資可能な金融機関が絞り込まれることになりますが、この時、それぞれの金利プランなどの比較シミュレーションがしやすいメリットがあります。

細かな部分まで比較検討し、自分たちに最も有利な住宅ローンを素早く手間をかけずに見つけられることは、住宅ローンの比較検討に大きな時間を割くことができない人にとってみると非常に効率的だと思われます。

2-4.審査落ちのタイムロスをあらかじめ防ぐことができる

住宅ローンの一括審査を行った後に、最終的に申し込む銀行1つを絞って決定することになりますが、1つの銀行で事前審査や仮審査に落ちてから、別の銀行を探すということは、結果として住宅ローンの審査が落ちてからのタイムロスが多くなってしまうことを意味します。

このような審査落ちのタイムロスをあらかじめ防ぐことができる点は、住宅ローンの一括審査におけるメリットと言えます。

2-5.一括審査にかかる申込手数料が無料

住宅ローンの一括審査は、インターネットを利用していつでも、誰でも利用することができ、さらに申込手数料は無料です。

これは、金融機関へ直接赴いて住宅ローンの相談をする、「対面型」も同じ取り扱いとなっているため、特別に大きなメリットとは言い切れませんが、住宅ローンの申込の相談に費用が発生することは基本的にありません。

3.住宅ローンを一括審査する5つのデメリット

次に、住宅ローンを一括審査するデメリットについて、こちらも以下の5つに分けて個別に解説を進めていきます。

  1. ネット銀行が中心であるため、審査が厳しめ
  2. 一気に審査に落ちた場合、次の手を打ちづらくなる
  3. 登録されている銀行以外は審査できない
  4. 必ずしもネット銀行の金利が安いとは限らない
  5. 特殊事情が反映しにくい

ひとつずつ、順を追って解説させていただきます。

3-1.ネット銀行が中心であるため、審査が厳しめ

住宅ローンの一括審査は、ネット銀行が中心であることから、実際に面と向かって話をすることや書類のやり取りをするといったことが基本的にありません。

つまり、インターネット上で住宅ローン申込者の信用について、判断しなければならないということです。

そのため、どうしても住宅ローンの審査が厳しめになってしまいます。

しかしながら、住宅ローンの審査というものは、基本的な審査項目を個々にしっかりと満たされていることが大切です。

このことから、あくまでも総合的に判断され、融資しても問題ないと判定される状況ができていなければならないことは、一括審査および対面型の住宅ローンのどちらにも共通しています。

3-2.一気に審査に落ちた場合、次の手を打ちづらくなる

住宅ローンの一括審査を申し込んだ際、最初の融資可能な金融機関が絞り込まれる時点ですべてから融資が受けられない場合、その一括審査のサイトを利用した申し込みはできなくなります。

たとえば、住宅本舗の場合、以下、6社の金融機関について一括審査が可能となっています。

基本情報など必要事項を入力した結果、6社すべてが融資不可との判定を受けた場合、住宅本舗を利用したサービスが受けられないといった意味になります。

住宅ローン本舗提携銀行イメージ

出典:「住宅本舗・住宅ローン一括仮審査申し込みサービス」より抜粋・引用

3-3.登録されている銀行以外は審査できない

前述した解説の続きとなりますが、住宅ローンの一括審査は、登録されている銀行以外は審査できません。

仮に、住宅本舗の場合、先に紹介した6社以外の住宅ローンの審査を受けられないことを意味します。

3-4.必ずしもネット銀行の金利が安いとは限らない

ネット銀行の最大の強みは、金利の低さにあります。

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ただし、最近では、必ずしもネット銀行の金利が必ずしも低いとは限らない場合も多くなっているほか、それぞれの金融機関で独自の金利優遇サービスを展開している実態があります。

このようなことを踏まえますと、住宅ローンの申込を担当してくれる担当者の良し悪し(力量)によっては、対面型の方が有利に住宅ローンの融資を受けられる場合があります。

そのため、どのような場合に金利優遇が受けられるのか、ご自身で調べる手間について考えておくことも必要と言えるでしょう。

3-5.特殊事情が反映しにくい

住宅ローンの申し込みにおいて、夫婦や親子の収入を合わせる「収入合算」を検討される方は多いです。

補足

もし、収入合算について「初めて聞いた」「理解していない」場合、以下のコンテンツを読んでおきましょう。収入合算について、完璧に理解できるようになります。

収入合算(ペアローンと連帯債務者と連帯保証人)の違いと控除

2017.05.14

ネット銀行の一括審査を行う場合、この「収入をどのように入力すればよいのかわからない」といったことがあります。

収入合算する相手同士が、給料を貰っている場合などであれば分かりやすいです。

たとえば、片一方は会社員、もう片一方は自営業などの場合や育児休業明けの妻と収入合算をするなどの特殊事情で考えてみましょう。

この場合、収入の「みなし金額」が特殊な計算によって行われることになるため、正しい基本情報で審査が受けられない懸念が生じます。

仮に、大きく誤った基本情報を入力したことによって、事前審査と仮審査が通過したとしても、本審査で振るい落とされてしまうことは必至です。

そのため、無駄な労力や時間を費やしてしまうことに、繋がる可能性があることも知っておくべきでしょう。

4.住宅ローンの一括審査はどのような人に向いているのか?

住宅ローンの一括審査が向いている人は、率直に限られてくると思われますが、主なものとして、住宅ローンの申し込み相談に時間を取れない人や金銭的に余裕がある人、住宅ローンの知識が豊富な人などがあげられます。

特に、ネット銀行の場合ですと、金利そのものは低金利な場合が多いものの、大切なことは、住宅購入諸費用を含めた「トータルの支払金額」になります。

したがいまして、仮に金利が低かったとしても、最終的に支払うお金が多い場合や完済した際の金額が多い場合というのは、本当に一括審査を利用してネット銀行を選んだことが正しい選択であったのか?といった疑問が生じることになります。

このようなことを考慮しますと、まずは少なくとも、住宅ローンの知識が豊富であることが望ましいと思われます。

5.住宅ローンの一括審査における疑問を「よくある質問」で解消

本記事の最後に、住宅ローンの一括審査における多くの疑問をについて、住宅本舗の「よくある質問」で紹介し解消していきます。

5-1.同時に審査を受けて個人信用情報に影響はないのか?

住宅本舗では、「同時に審査を受けて個人信用情報に影響はないのか?」といった疑問について、以下の3つの主張を挙げています。

  1. 金融機関によって審査基準が異なる
  2. 複数同時に借りることは出来ない
  3. 金融機関承諾の安心サービス

ここで言う「同時に審査」とは、事前審査および仮審査のことを指します。本審査を同時に複数行うわけではないため、個人信用情報に影響はないとしていることが確認できます。

住宅ローン本舗

住宅本舗・住宅ローン一括仮審査申し込みサービス」より一部引用

上記解説は、とても合理的かつ正しい内容です。

そのため、通常、住宅ローンの本審査に通過しなかった場合、その履歴が残ることになります。

ただし、これはネット銀行へ本審査の申し込みをしても、対面型の住宅ローンを申し込んだとしても同じであり、結果は変わりません。

つまり、住宅ローンの一括審査(事前審査および仮審査)を同時に受けても個人信用情報に影響はないことになります。

5-2.住宅ローンの一括審査はどのように申し込むのか?

住宅ローン本舗:住宅ローンってどうやって申し込むの?

住宅本舗 不安を解消!住宅本舗ご利用者様のよくある質問」より引用

住宅本舗の一括審査を利用した場合、6社すべてで仮審査(事前審査とセット)を同時に行うことになります。

この結果から、最終的に申し込む銀行を1つに絞って申し込みをすることで「本審査」が開始され、本審査に無事通過した場合に晴れて住宅ローンの融資が確定するといった流れになります。

5-3.仮審査(事前審査)ってそもそも何なのか?

住宅ローン本舗:事前審査ってなに?

住宅本舗 不安を解消!住宅本舗ご利用者様のよくある質問」より引用

一般に住宅ローンは、1,000万円単位のお金を融資することになります。

当然のことながら、お金を融資するまでの審査確認が慎重になることは言うまでもありません。

そのため、住宅ローンの審査は、事前審査、仮審査、本審査という段階的な審査が多くの金融機関で採用されており、金融機関の中には事前審査と仮審査を1つにまとめて、本審査と2段階で行っているところもあります(住宅本舗はこのパターン)

なお、住宅ローンの審査が2段階であろうと3段階であろうと、住宅ローンが融資されるための大まかな条件というものは、金融機関によって大きな大差はありませんので、あくまでも安定した収入があることや金融事故歴がないなど、基本的な部分がしっかりとしていれば極度に心配することはありません。

まとめ

住宅ローンの一括審査は、事前審査と仮審査が通るかどうかについて試しに利用してみることは、何ら問題がないと思います。

ただし、対面型の住宅ローンを相談することで、有利な金利で借りられる場合や気付きもしなかった有利な情報を得られることも多々あることを踏まえますと、やはり、多少の時間や手間をかけてでも、じっくりと比較検討し決定するようにしたいものです。

住宅購入は、人生で最も高い買い物と言われるだけあって、完済までに返済するお金は慎重に吟味することによって100万円単位で変わることは決して珍しいことではありません。

  • いくつもの銀行と比較するのが面倒臭い
  • 簡単・楽に比較して一番安い銀行で借りたい

上記のような気持ちが少しでもある場合、「住宅本舗の一括審査」がオススメです。無料で利用できる上に、信用情報にも影響がないため、ぜひ、活用してみましょう。

住宅ローンは、一括審査が必須です。

住宅ローンは比較をしないと、100万円以上の大損をしてしまうからです。

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