クレジットのリボ払いの残債が住宅ローン審査に与える影響は大

リボ払い

住宅ローンの審査では、現在借入している各種ローンやクレジットカードの分割払いや、リボ払いの残債が、融資の可否に大きな影響を与えることがあります。

特に、クレジットカードを利用したリボ払いは、仕組みが複雑です。

このほか、無計画な利用によって支払額が増える場合や、いつまで経っても残債が減らないことも十分に考えられます。

そのため、これから住宅ローンの申し込みをされる予定がある方にとってみますと、クレジットカードのリボ払いが住宅ローン審査通過の可否に大きな影響を与えてしまうことは確かです。

そこで本記事では、クレジットカードを利用したリボ払いと住宅ローン審査の関係性を中心に、詳しく解説を進めていきます。

1.クレジットカードを利用したリボ払いとは

はじめに、クレジットカードを利用したリボ払いとはどのようなものなのかについて、基本的なポイントをまとめてご紹介します。

リボ払いの図

(出典:一般社団法人日本クレジット協会HP

クレジットカードを利用したリボ払いは、毎月の支払いが一定金額に抑えられる特徴があるとされています。

その一方で、実際に支払う金額は、毎月の一定金額にリボ手数料を加えた金額となるのです。

支払回数 初回 2回目 3回目
リボ払い金額 5,000円 5,000円 5,000円
リボ払い手数料 625円
(5万円×15.0%÷12ヶ月)
 562円
(4.5万円×15.0%÷12ヶ月)
500円
(4万円×15.0%÷12ヶ月)
1回あたりの支払金額 5,625円 5,562円 5,500円
残債 45,000円 40,000円  35,000円

5月末のリボルビング利用残高が50,000円の場合(リボ支払いコース5,000円、実質年率15.00%)

(参考:楽天カード リボ払いとは

リボ払いを利用しますと、残債に対して高い年率を乗じた「リボ払い手数料」を加算したお金を支払わなければなりません。

このため、残債が多くなればなる程、支払負担が重くなるデメリットがあります。

1-1.リボ払いには、支払方式が複数ある点にも注意

クレジットカードを利用したリボ払いには、大きく「定額方式」と「残高スライド方式」といった支払方式があります。

特に、残高スライド方式の場合は、利用額が大きくなればなる程、毎月の支払いが一定金額に抑えられることにはなりませんので注意が必要です。

定額方式

 

(出典:一般社団法人日本クレジット協会HP

残債スライド方式

(出典:一般社団法人日本クレジット協会HP

定額方式、残高スライド方式といったいずれのリボ払いを利用したとしても、残債が残っている以上、住宅ローンの審査に影響を与えることは確かです。

そこで次項からは、クレジットカードのリボ払いを利用した住宅ローン審査の具体的な影響について触れていきます。

2.クレジットカードのリボ払いが住宅ローン審査に与える影響

クレジットカードのリボ払いが住宅ローン審査に与える影響は、大きく以下の2つが、主な問題としてあげられます。

  • 個人信用情報の問題
  • 返済負担率の問題

ただし、「クレジットカードのリボ払いを利用しているから問題がある」といったことではありません。

後述する内容によって住宅ローンの審査に問題が生じる可能性があることを、あらかじめ留意しておくことが大切です。

2-1.個人信用情報の問題

クレジットカードのリボ払いが住宅ローン審査に与える影響の1つ目として、個人信用情報の問題があげられます。

【個人信用情報とは】

住宅ローンの申し込みを受けた金融機関が必ず確認する、信用上の取引履歴のことを言います。

特に、クレジットカードのリボ払いについては、支払いが遅延したり滞納したりしていないかを確認します。

たびたび支払いの遅延がある場合や連続した支払いの滞納がある場合などは、仮に、住宅ローンを融資したとしても、返済してもらえる見込みが立ちません。

このような信用の無い方に対して、金融機関側は当然に、住宅ローンの融資を見送ることになります。

2-2.返済負担率の問題

クレジットカードのリボ払いが住宅ローン審査に与える影響の2つ目として、返済負担率の問題があげられます。

【返済負担率とは】

1年間の収入に対して借入金などの返済がどのくらいあるのかを割合で表したものです。

この借入金には、クレジットカードのリボ払い分も含まれます。

計算の結果、返済負担率が高い場合は、住宅ローンの審査に通過することは難しくなります。(3-1.リボ払いの残債が収入に対して過大になっている、で計算方法も含めて詳しく紹介しています)

3.クレジットカードのリボ払いが住宅ローン審査に与える具体例

クレジットカードのリボ払いは、個人信用情報や返済負担率に影響を与えることがお分かりになられたかと思います。

ここからは、より理解が深まるよう、具体例を見ていきましょう。

160万円のショッピングリボをかかえています。住宅ローンの銀行審査に影響ありますか?

住宅ローンを申し込むのにクレジットカードの利用分は借金の部類に入るのでしょうか?
他の方の知恵袋を見ていてそれっぽいことが書かれていたので、かなり心配です。

私は26歳の独身女性です。ショッピング癖が直らず、今年こそはと思い、リボの返済に勤しんでいます。160万円リボの内訳はVISA90万円、JCB70万円です。月々の返済は15万円です。月収は33万円ぐらいです。

昨日、両親が家を買う話をしていました。人ごとのように聞いていましたが、私の名前で購入するそうです。ただ私の源泉は20万で上げているので(諸事情で月収の残り13万円は副収入です)3500万円のローン事態厳しいのですが、何か方法があるらしく、私の名前で買って、両親が払っていくようです。

半年前に両親が新築を3500万円で購入したので、もう両親の名前では購入は難しいという理由があります。

ただ、私には両親に言っていない、リボ返済160万円があります。これって審査の時に引っ掛かる原因になるのでしょうか。バレますか?今まで自分のお金で返済しているし、誰にも迷惑掛けてないと思っていたのに、こんな状況になってしまい非常にあせっています!

「子供に残してあげられる」と両親は言っていましたし、その気持ちを踏みにじるようなことはしたくありません(泣)

もしリボが足を引っ張る原因になるのであれば、両親に話さなければなりません。というのも私は過去3年間で1回転職しており、1年間源泉を払っていない期間があります。それをローンのためにさかのぼって、払うというのです。私が秘密にしていて、両親が完璧にローン申請の準備ができたと思った時にリボが足を引っ張ったら、申し訳なくて仕方ありません。

私自身も今までリボにしてまで好きに買い物してきたことを深く反省しています。160万円になるまで気づかなかったことも馬鹿だと思っています。だから自分のお金でちゃんと返して、リボは2度としないよう身に染み込ませたいって本気で思っています。

実際は33万円の収入があるにしろ、源泉用に申告しているのは20万円で、返済は15万円・・・めちゃくちゃですが、クレジットカードの返済=借金になるのかどうかを教えて下さい!

どうかよろしくお願い致します!

ヤフー知恵袋より引用)

「クレジットカードの返済=借金になるのか」といった質問に対する回答を一言でするとすれば、借金になります。

厳密に言うと、クレジットカードのリボ払いの残債は、分割払いの未払分となりますので、未払金としての取り扱いになるのです。

クレジットカードのキャッシングは、借入金(借金)という位置づけになります。

しかしながら、未払金も借入金も「負債」です。

いわば「借金」として見られてしまうということです。

クレジットカードを利用したリボ払いの残債も、借金と同じ性質のものであると考えておく必要があります。

なお、金融機関に関わらず、住宅ローンの審査は、クレジットカードのリボ払いだけではなく、総合的に審査されて融資の可否が決定されることになります。

質問者さんの場合は、質問内容全体を通じて、残念ながら住宅ローンの審査に通過することはできないと考えられます。

その理由は、以下の通りです。

3-1.リボ払いの残債が収入に対して過大になっている

質問内容から、リボ払いの残債は160万円、収入は月収で33万円のようです。

実際に申告している分は、月収20万円と読み取ることができます。

これを単純計算で行いますと、年収240万円(20万円×12ヶ月)で年間返済金額160万円です。

返済負担率は、驚異の約66.66%です。

(160万円÷240万円)×100≒66.66%

一般に、返済負担率が35%を超えると住宅ローンの融資がなされません。

これを考えますと、この時点で融資不可の判断がされることは確実です。

3-2.勤続年数に問題がある可能性が生じている

質問内容の中で、「私は過去3年間で1回転職」とあることから、住宅ローンを申し込む金融機関によって違いはあるものの、勤続年数が住宅ローンの申し込み基準に達していない可能性が生じます。

少なくとも、過去3年間の勤務実績があれば確実ですが、少なくとも過去2年間の勤務実績がなければ、住宅ローンの審査を通過するのは難しくなると考えられます。

3-3.現時点で未納の税金がある

事情は不明ですが、「1年間源泉を払っていない期間があります。」とあることから、おそらく質問時点で未納の税金があると推測されます。

住宅ローンの審査において、未納の税金がある場合は、当然に融資されることはありません。

このため結果として、住宅ローンの審査に通過することはあり得ないのです。

また、住宅ローンの仮審査が通過し、本審査になった場合は、税務署が発行する納税証明書の提出が求められることになります。

仮に、虚偽の記載や申し込みをしたとしても、結果としてバレることになるのです。

つまり、かえって時間や労力の無駄になってしまうこともあらかじめ留意しておく必要があります。

このような理由から、住宅ローンの審査に通過するためには、少なくとも、住宅ローンの申し込み前に滞納している税金をすべて完納しておくことが望ましいでしょう。

4.クレジットカードのリボ払いがある場合の住宅ローン審査対策

クレジットカードのリボ払いがある場合において、住宅ローン審査対策するには、とにかく現在抱えている債務を減らすことが先決になります。

これから借入する予定の住宅ローンの返済金額やリボ払いの債務などを合わせた結果、返済負担率が年収に対して重くならないような対策を取らなければ、当然に住宅ローンの審査に通過することはありません。

先の質問事例のように、両親が住宅ローンの返済を負担する程の資力があるのであれば、この辺を賢く上手に活用することによって、返済負担率の審査項目は容易にクリアできることが考えられます。

その一方で、贈与税の問題も起こる懸念が十分に考えられます。

そのため、両親からの資金援助が見込める場合などは、贈与をする前に専門家にあたる税理士やFPなどへアドバイスを求めるのが望ましいでしょう。

4-1.とにかく支払いの遅延や滞納をしないことが大前提

クレジットカードのリボ払いがある場合は、毎月の支払義務が発生することになります。

この時、最も重要なことは、支払いの遅延や滞納だけは絶対に避けるということです。

これらの履歴は、個人信用情報に記載されることになります。

ご自身で対策をして解決することができないため、最低限の対策として、支払いの遅延や滞納の履歴が残らないようにしておく必要があるわけです。

まとめ

クレジットカードのリボ払いが住宅ローン審査に与える影響は、特に、個人信用情報の問題と返済負担率の問題に大きな影響を与えることがわかりました。

住宅ローンの審査対策といった面から考えますと、リボ払いによる遅延や滞納による個人信用情報の履歴は、対策のしようがありません。

このため、これに問題がある場合は、どの金融機関で住宅ローンを申し込んだとしても、審査通過することはあり得ないのです。

リボ払いが多額であったとしても、最低限の対策として、支払いの遅延や滞納だけは避けるように心掛けておきたいものです。

あわせて、住宅ローンの申し込み前の直近において、支払いの遅延や滞納履歴があることも、金融機関からの心証を非常に悪くする影響を与えることになります。

細心の注意を払うように努めておくことを、強くおすすめします。

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